由良川に飛来して長逗留中のコブハクチョウ幼鳥の記事が、地元紙に掲載された。鳥仲間からそんな情報が来て、記事の写真だけ見ると、ナキハクチョウかもしれないという声もあったという。ナキハクチョウなんて見たこともない鳥だが、飼い鳥のコブハクチョウの幼鳥すら、まだ見たことが無かったので、プチ遠征して観察してきた。滞在場所に関しては、地元の鳥仲間の方からの情報を頼ったので、苦労なくターゲットに巡り会えた。感謝します。
道路から見下ろしの観察。目が合うと、こちらに泳いで近づいて来ていたコブハクチョウは、プイと方向転換して遠ざかって行く。浅瀬で羽繕いを始めたところで、ようやく落ち着いてシャッターを切らせてくれた。図鑑で見るナキハクチョウではなく、ネット検索で出てきたナキハクチョウの幼鳥のくちばしは肉色だったし、本個体はコブハクチョウの幼鳥に違いなかった。
この写真は2012年4月14日に豊岡に飛来したコブハクチョウ成鳥。広角レンズで真横に近づいても逃げないほどの警戒心の無さだった。どこかで飼われていたのが逃げ出したのだろう。今回の由良川の幼鳥はどこからやってきたのか。仲間もいなくてこの先どうするのか、気になるところである。
2020.11.19 D7500+VR300mmF2.8
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