ユウスゲとフウラン


暑い暑い休日の午後、部屋でクーラーにあたっていても始まらないので、思い切って海に出かける。夏休みが始まって最初の週末、海は家族連れが繰り出している。そんな場所に、長靴にジーパン姿の、カメラを抱えたおっさんは限りなく変態チックである。夕方に開花するためにエネルギーをためているようなユウスゲを、灼熱の砂丘で撮影。

せっかくなので、近くのフウランの自生地に立ち寄る。ここにあることは知っていても、実際に見たことはなかった。海岸の大きな木の下の木陰に車を止め、さて、どこに咲いている?としばらく周辺を探索。なんと、止めた車の真上にたくさんのフウランが咲いていた。

タブノキの枯木の幹に、長いヒゲを垂らした真っ白なランがびっしり咲いている姿は、初めて観察する私には感動的な光景だった。

アングルを変えて縦位置で撮影。



300mmで寄せて撮る。ひと目のつく高い木の上に着生しているので、ここでの盗掘は免れてきたのだろう。美しい海辺の自生ランが、これからもここで咲き続けてほしい。
2018/7/21 D500+10mmFE, 35mm, 300mm

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