フランスから盆ジュール

娘K夫婦がお盆帰省した。Kがトロント留学中に知り合ったというフランスの友人M君と、その従兄弟のS君を連れてきた。2人はサマーバケーションを利用して、初めての日本旅行だという。あいにく盆行事に駆りだされて、最初の我が家での夕食を一緒にできなかった。

翌日は、我が夫婦が墓参りに回る間、K夫婦のエスコートで城崎、竹野、出石を観光して、夕方に友人Bさんの別荘でもある旧家を見せて頂く。建築家のS君に、伝統的な日本建築を観てもらおうという趣向である。

Bさんのトークに耳を傾けながら、改めて価値観ということを思ってみる。

新しくしつらえてあったデスクから、Bさんの果てしない夢が生まれてゆくのだろう。

次にNさん邸を訪問。木と土と紙、Nさん邸のモダンは、しっかり日本文化の上に成り立っている。

家を見せてもらった後は庭で賑やかなBBQ。たくさんのご馳走と、Nさんが奮発してくれたとっておきのワインで、みんなすっかり出来上がってしまった。ごちそうさまでした。

お盆ゲストの最終日、お昼は丹後の縄屋さんに招待する。お盆の特別メニューは、夏向きの趣向が嬉しいご馳走だった。日本とフランスの文化の違いなどで話が盛り上がるなか、フランス人ゲスト2人も縄屋の和食を楽しんでくれたようだ。
京都へ向かう2人を福知山駅に送り届けたあと、自宅に急ぎ戻る。

私の誕生祝いにと、K夫婦から貰った大吟醸「来福」で乾杯したあと、遅い電車で都会に戻ってゆく若夫婦を駅に送り届けた。
地区役員としてお盆の行事をこなしつつ、娘夫婦とフランス人ゲストをもてなし、短いお盆休みは目まぐるしく過ぎていった。
2015/8/15-16 D7000+SIGMA10-20

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