花と母の日


一日遅れの母の日プレゼントは、五月晴れの花見ドライブ。この時期の恒例となった大町藤公園へは、開園後の早い時刻に入った。平日の朝一は人も少なく、ゆっくり園内の藤を見て回る。

満開を過ぎて、すこしくたびれかけた藤棚も、まだまだあでやかに花房を風に揺らしている。園を出る頃には人出も増えだした。屋台の饅頭をお土産に買い、R9を西に向かった。

1時間ほどのドライブで、春木の「てっぺん」でお昼。山菜の時期は天ぷらが楽しみな定食メニュー。十割蕎麦は甘く香ばしい。

湯村から岸田川沿いに下る。この日、二つ目の目的地は田君川のバイカモ公園。地元の方々がバイカモの生息環境を守っておられる流域。新聞記事に出ていたので、開花の様子を予想しながら来たが、思いのほかすばらしい開花状況に感動した。いつもは6月に見に来るのが、花期としては少し遅いかもしれない。今年は春の花が早かったので、バイカモの開花も早めに推移してるようだ。

エリアの中ほどから上流向きに撮影した縦カット。透き通った清流が白い小さな花の群を揺らせ、花の河のごとく美しい。

バイカモ公園は、亡き父との最後の思い出の場所であり、ここで遊んだ4日後に思いがけず急死した。来月の命日は7回忌ということで、当時、父と母とで見に行って花が終わってしまっていた鳥取県岩美町のカキツバタ自生地に向かった。下調べも何もせず来たが、満開のカキツバタが迎えてくれた。
フジ、バイカモ、カキツバタと、花に囲まれた母の日は、エスコートした私たち夫婦も満たされた一日となった。
2015/5/11 D7000+SIGMA10-20,17-70MACRO

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