朝の好天がしばらく続きそうなので、急遽山に向かうことにした。阿瀬渓谷に紅葉の名残を楽しむ予定で出たが、途中の車の中で妻が蘇武岳に行きたいと言うので行き先変更。耀山からのアプローチで蘇武林道を北に向かう。東屋に車を置き、日本海まで見渡せるパノラマを見ながら山道に入る。
このルートは、何年か前に東屋でキャンプした時以来である。小さなアップダウンを繰り返しながら、左にカラマツ、右にブナを見つつゆっくり高度を上げる。リョウブの幹は、ことごとくシカに樹皮を食われている。
20分の登りで山頂に出る。先客のご夫婦が、そこらの木を組んだ三脚で苦労して記念撮影されようとしていたので、カメラマンを買って出た。
久しぶりの夫婦揃っての1074mの蘇武岳山頂である。先ほどのご夫婦は名色林道からのアプローチ、我々のすぐ後で到着された親子連れ3人は村岡からのアプローチ。るんるん20分コースの我が夫婦。それぞれの蘇武岳。眼下の風景に、我が家付近も確認する。
何年か前に伐採された西斜面からの展望。瀞川の山塊が手前にあって、奥には小代の山々、その後ろに長く裾野を引くのが扇ノ山。
オニギリとカップ麺の昼食の後は、紅茶でデザートタイム。
東から吹き上がってくる風が少し冷たかったので、西斜面に陣取って芝生で大の字に転がる我が妻。父の散骨場所で祈りを捧げてから下山。
山頂北の急斜面、周りの景色はすでに冬の装いである。
すぐに林道に出ずに、稜線伝いにブナ林に向かう。蘇武岳のブナ林を歩くのもずいぶん久しぶりのことだ。改めて、その美しさに心奪われる。
すっかり葉を落としたブナ林のフワフワ腐葉土を踏みしめながら下る。
鞍部から林道にエスケープして、車を置いた東屋まで戻る。ぐるっと周回2時間20分ほどの山歩きを楽しんだ。
氷ノ山を遠望しながら、東屋のベンチで2度目のティータイム。空は早い速度で下って行き、帰宅時には雨が落ちてきた。
2014/11/30 D7000+SIGMA17-70
晩秋の蘇武岳を歩く
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こんばんは(^^)/
蘇武岳、11月の半ばに阿瀬渓谷から歩きました。
いい山やなと、いつも思います。
さて、今夜、偶然視ていたテレビにこうのとりの郷公園が出てきました。
もしかして・・・、と思っていると、たじまもりさんが案内されているではありませんか!
父たぬきとともに、
「たじまもりさんや\(^o^)/」と、興奮しながら視聴しました(^^)
また、こうのとりの郷へおじゃましたいなと思っています。
たぬきさん
阿瀬渓谷から蘇武岳は歩きごたえのあるロングコースですね。我が夫婦のような20分コースとは訳がちゃいます。稜線山道と並行して林道が走っているのも、無粋ではあるものの、いつでもエスケープできる安心感があります。北稜線のブナ林の素晴らしさ、再認識しました。
放送日の夜は蕎麦会で呼ばれていて見れませんでした。まったくのノーアポで取材が入って、あんな感じでした。ルーチンの解説は専門員がいるのですが、時々私も解説に立ちます。次回お越しの節は、私がご案内しますよ。