友人のkoh氏が主宰する但馬コネクションの第5回セッションに参加した。初回の3月は、会の進行について試行錯誤しながら、私がスピーカーとなって但馬の野鳥についてお話した。
今回は中貝宗治氏のセッショントーク。言わずと知れた豊岡市長である。仕事用の「小さな世界都市」の話ではなく、「中貝宗治 その素顔に迫る」という趣旨で、セッションのタイトルは「何が私を駆り立てるのか?」。
koh氏の質問に中貝氏が答える形で進行し、会場からの質問を受け、最後に中貝氏自身が作った詩が朗読された。詩は、ロマンチスト中貝の一面を見る思いだった。
私も質問に立った。「何が私を駆り立てるのか?」、その「何が」とは何ですか?
コウノトリという答えが返ってくると誰もが思った。私も半分そうだ。彼は、コウノトリはすべてを含むシンボルであることに間違いないと前提した上で、少し考えてからこう答えた。
自分がここにいること、ここで暮らしていること、そのことこそが私を駆り立てている。
中貝宗治氏が素晴らしい市長として、豊岡市民はもとより、国内外から大きな称賛を受けるその根底には、彼のふるさとを愛する揺るぎない誇りがある。そのことを、改めて思わせてくれた夜だった。
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