久しぶりの男子会

気の置けない仲間同士、男3人で集まって呑もうという計画が、ようやく実現することとなった。Sさん、Kさん、それと私の3人。この面子(Men’s ?)だけで集まるのはずいぶん久しぶりのことだ。前回はSさんの定年退職後の事業計画を肴に、街の飲み屋で酒を酌み交わした。そのときの計画どおり、Sさんは思いを遂げ順調に運んでいる。
今回は、流行りの「女子会」に対抗して「男子会」とSさんが言っていたけど、実際のところ「老人会」にかなり近いものがあった。会場はKさんの自宅ホールの囲炉裏端。好きなものを持ち寄っての、気兼ねのない呑み会が始まった。改装が終わった床暖房のフロアが、ことのほか気持ちよい。
今回の肴は、私の直近の身上であったり、Sさんの今後の展開についてだったり、Kさんがこれから仕掛ける異文化交流の計画だったり。それぞれのトークに相槌打ったり、意見を述べ合ったり、火を囲んでゆっくり・まったり、男同士の時間が流れていった。

Sさん作のスペシャルの1つ目は、タイの刺し身に生ハムを巻いたものに、トマトとアサツキをトッピングしてオリーブオイルを絡めたもの。魚とハムの意外なコラボレートが美味しい。

Sさんの2作目。なんとか言う名前で呼んでいたけど忘却。ニンニクと生ハムの細切れをオリーブオイルで煮立てて、エビのむき身を投入するだけのシンプルな一品。パセリのトッピングと、仕上げのシェリー酒がミソらしいが、ワインをふりかけても行けそうである。これがまた最高に美味い。残った汁を火で温めながら、Kさんが準備した刺し身をディップして食べるとまた旨い。

Kさんは台湾土産のカラスミを、炙ったり、オリーブオイルにディップしたり、Sさんは大根の薄切りで挟んでサーブしてくれたり、カラスミのバリエーションを楽しんだ。
ビール、日本酒、ワインと進み、しばしの音楽会を経て、やがてSさんが酩酊状態で軟体化すると、最後はおそがけから輪に入った奥様と3人で夜中の2時前までブランデーを傾けた。美味しいものをたくさん頂き、いっぱいの話をし、勇気づけられ、ほんとうに素晴らしい友に恵まれたことを、改めて感謝する一夜となった。
2013/2/16 Nikon1V1

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