ちょうど5年前の12月の今頃、出雲の息子と一緒に斐伊川河口のマガンを観 察した。当時のレポートはこちら。ジェネシスの"the Cinema Show"をパロっ た記事タイトルに、ニヤっとする人がどれ程いるだろう。島根ショウ。 息子のガイドで斐伊川河口に広がる広大な田んぼを巡回する。斐川平野と呼ば れている水田地帯だ。ほどなくマガンの群れ*を発見。畦道を挟んで両側の田 んぼに100羽ずつは居ただろうか。300ミリでも押さえておく。飛んだと ころ。 畦道をそのまま直進し、水路の向こう側の田んぼに別の群れがいた。さきほど の群れより規模が大きい。魚眼でマガンの生息環境***を残す。田んぼの中の 黒い点が全部マガンである。背景の人家を囲うのが、この地方独特の築地松 (ついじまつ)と呼ばれる防風林である。強い季節風が西から東に吹き抜ける、 出雲地方ならではの佇まいである。そんな風景の中を群が飛び立つ**。5年前 には息子と二人で見た同じ風景を、今日は妻と一緒に3人で見られたことが嬉 しかった。 お昼の出雲そばはいつも通りに美味しかった。帰路に立ち寄った木工店で買い 求めた黒柿のフクロウを、晩酌時に開封した東出雲の銘酒「王禄」と一緒に記 念撮影。思い出深い週末となった。息子もいよいよ来春から社会人。 【撮影データ】 18/Dec/11 出雲市 D90+VR300F2.8,*VR18-200, **SIGMA17-70,***SIGMA10mmFE |