タゲリが目立つようになってきた。10月最後の週にやってきた寒波が冬鳥を 一気に南に押し下げたのだろう。今日はマガンと出会えるかも知れない。期待 しながら田んぼを巡回すると、予想どおり居た!。しかもヒシクイとの混群だ。 警戒心が強いので十分距離をとって観察。4羽のヒシクイは亜種オオヒシクイ。 3羽のマガンはいずれも成鳥。現場で合流したH氏によれば、この群れは前日 から六方田んぼに来ているとのことだった。 3羽のマガンと4羽のオオヒシクイ、並んでみるとオオヒシクイの大きさがよ くわかる。昨年観察した亜種ヒシクイはマガンとほぼ同じ大きさだった。 何かの拍子にマガン3羽だけが飛び立ち、しばらく旋回したあとヒシクイが待 つ同じ田んぼに下りてきた。 やがて上空に飛来したトビに反応して群れが飛び立ち、頭上をかすめて上昇し て旋回を続けた。反対側の空にはタゲリの群れが飛んでいた。 別の田んぼに下りた7羽だが、警戒を解くことなく飛び立ち、再び元の田んぼ に戻って落ち着いたところで観察を終えた。翌朝も同じ場所で餌を食べている ところを目撃したが、その後盆地から姿を消したようだった。 【撮影データ】 30/Oct/10 D90+VR300F2.8x1.4 |