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冬鳥次々と


アトリ (スズメ目アトリ科/Brambling)
ジョウビタキ、タゲリ、タヒバリ。仲間から冬鳥一番の報告が届く。10月16日
の土曜日、六方田んぼで南下中のアカアシチョウゲンボウ発見のニュース。
前回の飛来記録は2007年10月21日だったから、当地では3年ぶりのことになる。
今回のアカアシチョウゲンボウ、短い観察時間でハヤブサにモビングされて見
失ったとのことだった。

再確認を期待した翌日早朝は深い霧の中。気温も12度まで下がって寒い。
ハヤブサ幼鳥オオタカ幼鳥を霧の中に見つけただけで、お目当ての鳥に出会
うことはなかった。

霧が上がるまで海辺を巡回。湾内にはスズガモの群れ。ヒドリガモ、オナガガ
モも少数混じる。舟が近くを通り一斉に飛び立つ。
湾岸の田んぼではアトリの群れが目立つようになった。

霧の上がった盆地に戻って北方面を巡回。水路沿いにノビタキが沢山いる。
沿道の花はコスモスからセイタカアワダチソウに替わりだした。

円山川では知り合いのバンダーK氏が標識調査を行っていた。出現状況をお聞
きする。アトリがメインで、ムシクイ、ノゴマなどの記録があった。ヨシ原に
はマヒワも入っていた。

六方田んぼ周辺でもアトリの群れが目立つ。山に実がある年は厳冬期にならな
いと下りてこないが、山の実りが極端に少ないこの秋は平地に餌を求めている。
電線のアトリ。


六方田んぼのど真ん中、3羽のノスリと1羽のトビが4羽でソアリング。高く
旋回しながらノスリ同士が小競り合い。ピェーピェーと、この時期のノスリは
よく鳴く。やがてコウノトリがソアリングに参加し、ノスリと絡んだ。

陽が傾いて、そういえばまだ撮ってなかった路肩のコスモスにレンズを向ける。
朝霧の中見かけたハヤブサの子どもが、夕陽を浴びて赤く染まっていた。

この週末もマガンの飛来は確認できず。この時期にしては気温がまだ高いのが
南下を遅らせている要因だろうか。

【撮影データ】 17/Oct/10 豊岡盆地 D90+VR300F2.8x1.4