六方田んぼから堤防に上がってみる。冬鳥が帰ってしまうと、ほとんど注目も しない観察ポイントである。しかし、何か変わったものが出ていないか、時々 巡回してみる必要がある。 ポツポツと雨が落ちてきた。爺さんが一人、釣り糸を垂れている。その少し下 流に目をやると、あれれ、やっぱりカンムリカイツブリがいた。やっぱりとい うのは、昨年8月14日の記録が残っているからだ。このときの記述には翼の 故障は無いように書いたが、トップ写真を見る限り、右翼を痛めているように 思える。もっとも、昨年と同一個体かどうかは分からないが。 河川敷に下り、円山川の越夏個体であることが分かるよう、フレーミングを考 えて撮影する。再び堤防の上から見下ろせば、なんと2羽いた。これで、ます ます昨夏の2羽との同一性を考えるきっかけになった。雌雄ペアだとしたら、 円山川での繁殖もありうるが、さて、どうなんだろう。 【撮影データ】 12/Jul/09 円山川 D90+VR300F2.8x1.4 |