お隣りの鳥取県にタンチョウ飛来のニュース。当地にも、ずいぶん昔に岡山の 篭脱け個体2羽が飛来した記録があるが、野生のタンチョウが近くに来たとい うので初観察にでかけた。 申し合わせた訳ではないのに、同じタイミングで仲間が先行して現地に到着し ており、彼の情報に導かれて容易に現場に到着した。タンチョウは越冬コハク チョウの群れの中にいて採餌を続けていた。タンチョウはもう少し大きい鳥の イメージを持っていたので少し予想外。 羽ばたくと翼の先に黒い幼羽が残っている。頭頂部の赤色も小さく色も薄め。 どうやら昨年生まれの亜成鳥のようである。羽ばたき別カット。 タンチョウは北海道のイメージがあり、大陸ではロシア東南部が繁殖地という 認識がある。しかし、今回の飛来で知識を広げてみれば、中国の一部地方にも 繁殖地があることが分かり、西日本への稀な飛来はおそらくこの中国の個体群 からの迷鳥であることが想像された。いずれにせよ、初めてこの目でタンチョ ウを観察する機会に恵まれ幸いであった。 帰路、いつものオオワシを遠くに確認できた。 【撮影データ】07/Dec/19 D500+VR300mmF2.8 |