もともとじっくり一箇所で観察を続けて「待つ」ことが苦手な性格なので、こ ういった珍品に出会う確率も低い。今回も「待つ」ことを厭わない鳥仲間から の情報を得てのご相伴。 キガシラセキレイは大陸中央部を南北に移動している渡り鳥。ごく稀に九州以 南の旅鳥として観察されると図鑑にある。今回の観察場所には、近くに少なく とも2羽のツメナガセキレイがいたので、おそらく混群で移動を続けているの だろうと思われた。ツメナガセキレイとの違いは耳羽の後ろを黄色が囲んでい る顔の特徴。雨覆先端の白も明瞭である。 胸に黒いリングが出ており、オス冬羽なのかメスなのかよく分からない。 オス成鳥は真っ黄色の頭をしているので、いつかそんなのに出会ってみたい。 以下、いくつかの撮影カット。 セキレイは足が肉色。本種は黒色 前から見ると、既視感に欠ける 胸の羽根を膨らませた 上面カット 【撮影データ】10/Sep/19 D500+VR300mmF2.8 |