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海にも鳥がいない


ミサゴ (タカ目タカ科/Osprey)
今日は海辺を広く見て回ろうと決め、久美浜湾からスタートした。湾内には、
先日チェックしたホオジロガモ♂が岸から遠ざかって行った他は、カモがパラ
パラと見えている程度。相変わらずオオバンの大きな群れが海藻を採りながら
動いて行くのが目立つ。

田んぼの電柱ではミサゴが朝食中。獲物の種類をチェックしようと車外に出る。
警戒を見せたあと、飛び出して近くの電柱に止まりなおした。もう魚の尻尾し
か残っていないような状況で、結局食べた魚は分からずじまい。おそらくボラ
だろう。

海岸沿いの峠道の様子を見にゆく。いつもはツグミ科の鳥が好んで付いている
沿道のハゼノキの実は、鳥の食べた形跡が無いまま残っている。時おり聞こえ
るのはカラスの声くらいで、鳥の姿を見つけることができない。

西に動いて竹野浜まで。消波ブロックにカモメたちの姿は無い。波が高いせい
かと周りをチェックするが、防波堤の上にも、漁港周辺にも、カモメ類の姿を
見つけられない。カモメの飛ばない冬の海は、なんとも不気味なものを感じる。

かろうじてマリーナに2羽のハジロカイツブリが潜っているのを見つけた。
赤い目の正面顔は魅力的。

陸鳥も海鳥も、今年の冬は一体どこへ消えてしまったのだろう。

【撮影データ】 14/Jan/12 D90+VR300F2.8