六方川の土手沿いをゆけば、植樹のサクラにハイタカ♀タイプが止まっていた。 この界隈を餌場にしている馴染みのハイタカだ。警戒心は薄いほうだが、寄る と尾羽を広げて威嚇のポーズをとる。さらに前に向き直って睨みを利かす。 根負けしたのはハイタカの方。飛び出して田んぼの中へと消えて行った。 前方遠くで小さな影が川面から垂直に動いて止まった。思ったとおりカワセミ だった。(トップ写真) すっかりカワセミを撮らなくなったけど、やっぱり この鳥のコバルトブルーは鮮烈である。さらにじりじりと寄って、レンズを構 えようとしたところでプイと逃げられてしまった。 六方川のカモの様子は例年と変わりない。盛りのついたオスだろうか、しきり に追い回すカルガモがいた。岸辺のカルガモの横ではカイツブリが潜りを続け ている。 河原の小鳥はここにも姿がない。ホオジロやカワラヒワの姿すら見ない。普段 の冬であれば、カシラダカ、ミヤマホオジロ、ジョウビタキ、ベニマシコなど が普通に見られるのに、一向に姿を見せないのはどうしてだろう。 午後遅くになって円山川ではコミミズクが狩を始めていた。岸辺に沿って低空 でゆっくり飛び、パラボラ顔を地面に向けてネズミの気配をセンスする。バリ エーション豊かなコミミズクの狩飛行は見飽きることがない。 雪は翌25日になってさらに強まり、我が家の庭で40センチ近く積もった。 まさにホワイトクリスマスとなったが、雪かきに追われるはめとなった。 【撮影データ】 24/Dec/11 D90+VR300F2.8 |