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マガン越冬隊


マガン (カモ目カモ科/White-fronted Goose)
12月の三連休2日目。雪はときおり強さを増しながら降り続く。円山川では
タゲリの30羽ほどの群れが浅瀬の周りを飛び回っていた。少し前に下流から
飛んできて着水したコハクチョウの上を飛びカワウの上を飛び、やがて着地
場所を見極めて左岸の浅瀬に下りた。しばらくぶりのタゲリの群れとの遭遇。

5羽のコハクチョウはといえば、次々に朝風呂を浴びて羽繕いをしていた。
豊岡盆地の広い範囲を移動しながら、餌場を確保している様子である。5羽は
このままここで越冬するつもりなのだろう。

提内のスズメ。堤外のヤナギからはハイタカ若♂が飛び出して対岸に渡った。

雪に埋もれた田んぼにマガン4羽*を見つけた。成鳥2羽と幼鳥2羽は、2週間
前にここで確認したファミリーに違いない。他に相手もいないので、この4羽
に遊んでもらう。幼鳥のパタパタ成鳥2羽は警戒を怠らない。コウノトリが
マガンの背景に飛び込んできた。

雪起こしの雷が轟くとマガンの警戒が俄に高まり、雪を蹴って飛び立った。
(トップ写真) 成鳥1羽のアップストロークダウンストローク。頭上を越
えると左旋回し、里山を背景に北へ飛んだ。

コハクチョウ5羽とともに、マガン4羽もこのままここで越冬してくれたら嬉
しいが、これからの雪の降り様によるだろう。深雪が続いて餌が採れなくなれ
ば移動してしまう。

【撮影データ】 24/Dec/11 D90+VR300F2.8,*VR18-200