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コハクチョウ動く


コハクチョウ* (カモ目カモ科/Bewick's Swan)
12月2日の百合地湛水田、7羽のコハクチョウに新たな6羽が加わって13
羽になったとのこと。すぐに12羽は立って、またへんこモノの1羽が残った。
12月8日にはまた増えて8羽となり、週末の10日には16羽*となった。

渡りの疲れを癒やすと、一斉に水浴びを始めた。翼で水面を叩いて派手な水し
ぶきをあげる。幼鳥2羽のシンクロ。気持ちがいいのか大きな口をあける幼鳥のパタパタと成鳥のイナバウアー成鳥のパタパタ親子シンクロ。
しばらく続いた水浴び大会を、飽きることなく観察した。

翌11日の朝、仲間が16羽のコハクチョウを観察中、新たに空から一群が下
りて来て全部で35羽になったと報告があった。すこし時間を置いてから現地
に出向いた時はすでに飛び立った後で、5羽が残っているだけだった。冬型が
強まりコハクチョウが北から移動してきている様子だ。

5羽のコハクチョウ*は南の田んぼに移動して、二番穂を食べて過ごしていた。
ひとしきり稲穂を食べると、隣の湛水田で喉を潤し*水上でまったり*過ごす。
コハクチョウのいる湛水田の風景*は美しい。

再び二番穂を食べ出すと、湛水田の向こうに子どもたちが遊びにやってきた。
賑やかな子どもたちの声を少し気にしながらも、コハクチョウは子どもたちが
危害を加える相手ではないと悟ると、警戒を解いて餌を食べ続けていた。

【撮影データ】 10-11/Dec/11 豊岡盆地 D90+VR300F2.8,*VR18-200