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冬の陸鳥が少ない


ハイタカ (タカ目タカ科/Sparrow Hawk)
ウラニシ模様の日曜日、午前中は地元で開催された探鳥会のガイドをお引き受
けした。六方川の土手にハイタカが止まっているのを、観察会の子どもや大人
がスコープでじっくり観察できたのはラッキーだった。

午後から田んぼを巡回する。同じ個体かどうかは定かでないが、田んぼの中か
らハイタカが低く飛び出して畦に降りた。正面顔はこんな感じ。キリリと白い
鉢巻が凛々しい。短い時間で飛び立って広域農道沿いの電線に止まった。雨が
強まる中、目を離したすきに姿を見失ってしまった。

今冬は、これまでのところ、ノスリは定着しているものの、ほかの猛禽の姿が
少ない。アトリ類やツグミ類が平地に下りてきておらず、小鳥狙いの猛禽が現
われないといった事情だろう。

雲が切れると六方田んぼに虹*が出た。コウノトリが近づき、真上を飛んで餌
場に向かって行った。

海に出る。湾内は風波が立ち、カンムリカイツブリが大物を飲み込むのに苦労
していた。オオバンは大きな群れで海藻を採っている。いまやすっかり普通種
になってしまった。海藻をくわえた図鑑写真。

海鴨は風を避けて場所を移しているらしい。潜り専門のカイツブリが目立つば
かりだった。

【撮影データ】 04/Dec/11 D90+VR300F2.8x1.4,*SIGMA10mmFE