夕方近い時間、土砂置場湿地に仲間が集まった。湿地のメンバーに変化はなく、 レンズを向けるのも飽きた。夕刻になるとコウノトリの幼鳥が2羽揃って湿地 にやってくる。ダイサギが飛来。 突然、静寂を突き破って黒い影が低空を飛んだ。影は高速のまま湿地を抜け、 電柱のてっぺんに止まった。ハヤブサ若だった。何度か飛び出して田んぼの上 をパトロール飛行しては電柱に戻ってくる。田んぼに下りていたムナグロの一 団が大急ぎで逃げてゆく。ハヤブサが電柱に戻るとカラスやセキレイも電柱に 上がって難を逃れる。 円山川堤外にハヤブサが飛んだのを確認して撤収。戻り道、少し離れた電柱に ハヤブサ若を見つける。田んぼ道に入ると、もう1羽のハヤブサ若が別の電柱 に止まっているのを確認。兄弟2羽で六方田んぼに狩に来たらしかった。1羽 はすぐに飛び出し、もう1羽をレンズで捕捉。羽繕いしたあと飛び出して行く。 田んぼ道をそのまま進むと、上空に大きなカモが単独で北に向かって飛んでゆ く。マガンと直感。大慌てで飛び出しレンズを空に向けてシャッターを切った。 なんとかマガン成鳥と識別できる証拠写真が残った。 10月5日の6羽の群れに次ぎ、今シーズン2度目の確認。写真は初物。 【撮影データ】 10/Oct/11 六方田んぼ D90+VR300F2.8 |