ノビタキの通過がピークを迎えている。水辺周辺のあちこちで、渡りの群れが 集まっている。円山川下流の堤外にノビタキのポイントがあって、車内からし ばらく観察を続けた。 河川敷で白い穂を揺らせているのは、ススキではなくオギだろう。オギの茎は ノビタキの格好の止まり木になっている。オギの茎に止まりながらノビタキは しきりに頭上の空間に注意を向ける。羽虫の飛ぶ様子を見ているのだ。タイミ ングを見計らって上空に飛び出してゆく。トップ写真は、短いホバリングをし ながら空中で羽虫をキャッチする瞬間を捉えた。 突き出た枝や人工杭など、ノビタキが空中採餌の待機場所に使うお気に入りポ イントがある。そこに置きピンしてシャッターチャンスを待てばこんな着地寸 前のポーズが撮れる。枝先で一休みすると、また空中に飛び出してゆく。 【撮影データ】 10/Oct/11 円山川 D90+VR300F2.8 |