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チョウゲンボウ初認


チョウゲンボウ (タカ目ハヤブサ科/Kestrel)
海辺の田んぼを巡回。逆光の電線にチョウゲンボウ♀タイプが止まっていた。
順光側に回り込もうと車を進めると、相手は予定どおりに飛び立って、近くの
リゾートマンション廃墟のベランダに止まった。しばらく羽繕いをしたあと、
落ちるように地上に突っ込んで行った。廃墟の空き地に車を回すと、施設のコ
ンクリートの突端にチョウゲンボウを見つけた。

再びベランダに舞い上がりバルコニーのフェンスに止まった。周りを伺った
あと短時間で飛び出し、建物上空を旋回した。どうやらこのあたりを仕切って
いるらしいカラス軍団に目を付けられたらしく、しきりに上空を気にしながら
飛んだ。連写した1枚に背面飛行のシーンがあったのが興味深い。

浜に出ると波があって、あちこちのポイントでサーファーが群れている。
ギンカクラゲが打ちあがっていたのと、カマキリ*が海水浴に来ていたくらい
で、最初のポイントで鳥の姿は見つけられなかった。

ポイントを移し海を見ながらの昼食。再び浜を歩くと4羽のシギチに出会っ
た。トウネン1羽、ハマシギ1羽、メダイチドリ2羽。メダイチドリの飛翔。

盆地に戻ると先日のノスリがあいかわらずトビにモビングされている。
土砂置場の湿地には複数のカメラマンがいて、2羽のツルシギを狙っていた。

小坂地区の大豆畑でノビタキの群れと遭遇。寒気と共に、北からノビタキが
一気に流れ込んできたようだ。近くで撮らせてくれた見返りノビタキナツアカネだろうか、赤トンボが逆光に翅を光らせていた。

翌日は冷たい雨模様。この日、六方田んぼにマガンの7羽の群れと6羽の群れ
が目撃された。マガンが通過して、いよいよ秋も本番である。

【撮影データ】 04/Oct/11 D90+VR300F2.8x1.4,*SIGMA10mmFEx1.4