9月最初の三連休。六方田んぼ周辺の稲刈りは半分以上は進んで、刈田に鳥の 姿が目に付くようになった。百合地ペアのコウノトリJ275♂が巣塔近くの刈田 で餌を漁っていた。横を通り過ぎて農道を河谷に向かう途中、J275が車を追い 越して南の田んぼに下りて行った。 その近くを通り過ぎようとして、J275が長いものを捕まえているのを目撃した。 餌食となったヘビはどうやらヒバカリのようだった。何度か獲物をくわえ直し ながら相手を十分に弱らせてから飲み込んで行った。側で相方のJ228♀が小物 を捕まえていた。畦ではヒガンバナが咲き出した。 南の田んぼ、火の入った刈田にアオシシギとツルシギがいた。六方田んぼ周辺 での秋渡りのシギチ第一号である。警戒心が強くすぐに飛んでしまった。 セッカが近くに下りた。なかなか撮らしてくれない鳥の一つだが、今回はうま い具合に近寄れた。ヒエの上のセッカ。鳴くときに見せる口の中は黒い。アク ロバティックに体だけを回転させて小さな蛾を捕まえた。 セッカ図鑑写真。正面から見ると白い眉斑と白い胸が目立つ。稲刈りが終わって しまえば、稲の草原でひと夏を過ごしたセッカも南へと渡ってゆくのだ。 【撮影データ】 17/Sep/11 D90+VR300F2.8x1.4 |