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残暑の山


タマゴタケ (テングタケ科)
1ヶ月ぶりに山に入る。台風12号で秋めいた空気に変わったと思っていたが、
週末はぶり返しの残暑。林道で大きなシマヘビがトグロを巻いていたのを通り
過ぎてから、車を止めて撮影モードに。近寄ると、なんとシマヘビ**はモリア
オガエルを飲み込もうとしているところだった。※注

寄って撮ろうとしたら、トグロを解いてバックで草むらに逃げて行く。大急ぎ
で一眼レフを用意し、なんとかシマヘビの頭部*を写した。モリアオガエルは空
気で腹をパンパンに膨らませているが、無駄な抵抗であった。シマヘビはその
まま後退を続け姿を消した。

林道沿いのススキが穂を出して揺れている。台風12号で一部法面の崩落**が
あったが問題なく通行できた。8月7日のウバユリは今は実を付けて立ってい
た。アカショウビンの観察ポイントで昼飯**にする。エゾゼミやツクツクボウ
シが鳴くくらいで、もうブナ林から鳥の声は聞こえてこない。

林道を下りてから、別の山で仲間と合流。情報交換して彼がチェックしたキノ
コをフォローする。タマゴタケ**こちらはタマゴタケ幼菌。笹薮の中で見つ
けた傘の開いたタマゴタケシロオニタケにはキノコムシが付いていた。サンコタケ老菌ムラサキシメジ。
斜面にはシロテングタケの群生。

別の場所のシロオニタケ**シロテングタケ**。

戻る途中、スズミグモの様子伺い。仲間が8月30日の夜中にスズミグモの産
卵シーンを観察しているが、このときは卵が全て落下して失敗。現在、2腹目
の卵を抱いている様子で、腹が大きく膨れている*。上から見るとこんな*感じ。
腹が膨れた分、皮が引っ張られて赤い色が薄く見える。

ドーム*は一回り小さいものに張り替えたように思った。図鑑用アップ写真*。

※注:アップ当初はアオダイショウと記述していましたが、シマヘビの誤りで
あるとのご指摘を頂き修正しました。教えて頂き、ありがとうございました。

【撮影データ】 10/Sep/11 D2X+SIGMA10mmFE,*SP90Macro,**GX8+Gyoro8