7月最後の週末は、ちょうど月最終の2日と重なった。土曜の朝、山に向かう 途中で雨になった。すぐに止むかもしれないと林道を走るも、稜線はひどいガ スでどうしようもない。早々に下山して、仲間のY氏のフィールドに立ち寄る。 道端で蟻にたかられているものを広げるとシンジュサンだった。見るのは二度 目だが美しい蛾である。湿った泥の上ではモンキアゲハが吸水中。 池ではハスの清涼感のある香りが漂っている。ショウジョウトンボがホバリン グ中。モノサシトンボだろうか、イトトンボのペアが産卵中である。池の縁に はオオシオカラトンボ。 日曜日も雲の多い天気。午後から、2週間前に一度歩いた高原の周回コースを 妻と歩く。今回は歩く距離を伸ばす。斜面を登り切った芝生の広場で熱い紅茶 と草餅のティータイム。一息ついてから散策開始。 クロシジミはまだ結構な数を見る。午後遅くになって行動が活発になっている。 もうワンカット。ウラギンシジミが近くを飛び回っていたが、撮影チャンスが ないまま見失う。足元にはジャノメチョウ。枯れ木にルリタテハが止まったの をマクロにテレコンをかませて撮ってみる。 帰宅途中、スズミグモのポイントに寄ってみる。ドームは前週より大きく広が り、腹模様に赤味が出てきた。ちょうどお食事中のところだった。不用意に網 を揺らしてしまい、スズミグモが獲物を一旦手放したスキにちゃっかり横取り したものがいた。シロカネイソウロウグモである。下に持って行かれそうになっ たところを、スズミグモが威嚇して餌を取り戻した。僅かな観察時間だったが、 面白いシーンを見ることができた。 7月31日、朝から我が家の周りでミンミンゼミが鳴き出した。 明日から8月、盛夏が続く。 【撮影データ】 30-31/Jul/11 豊岡市 D90+VR300F2.8,SIGMA10mmFE, SP90MACRO |