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台風接近の海の日


クロシジミ (シジミチョウ科)
三連休最終日は海の日の休日。台風6号の接近で風が強まりつつある。午前の
時間が過ぎるにつれパラパラと雨も交じりだす。妻を誘ってクロシジミの生息
環境に出向く。傘をさして周回道をスタート。風と小雨が、連日の猛暑でくた
びれた肌に心地よい。

歩き出してすぐ、ススキの葉上にクロシジミを見つけた。周回しながら次々と
風雨で活動を休止しているクロシジミを見つける。魚眼でクロシジミ。魚眼で
ストロボ撮影したクロシジミ。面白いシーンは無かったが、今シーズンもクロ
シジミをチェックすることができた。

その他、ここで撮影した虫たち。
交尾中のハラビロヘリカメムシ
オカトラノオで吸蜜中のダイミョウセセリ
トノサマバッタ褐色型の幼虫?
キマダラセセリ
ホソバセセリ
アカタテハ

午後の後半は近場の田んぼを巡回する。チュウサギの群れ。撮影前はアマサギ
との混群だったが、レンズを向けるとアマサギだけが飛んでしまった。
百合地巣塔に差し掛かると。ちょうどJ275♂が吐き戻しをしているところだっ
た。吐き戻したあと、巣内をくちばしでいぢっていたが、すぐに吐き戻した餌
を自分で食べ直した。あれ?と思っていると、一度だけクラッタリングを行い、
その音に反応してレンズを再び向けると、大きな白いモノを丸飲みするのが見
えた。孵化直後にヒナが死んでしまい、その処理をした瞬間だったのかもしれ
ない。

伊豆巣塔の2羽のヒナのうち1羽が前日巣立った。2羽目の巣立ちにめぐり合
えるかも知れないと、しばらく現地で観察を続けた。巣立ったヒナが飛び出し
て、親鳥がいる地上へと飛んでゆく。

残された1羽のヒナは躊躇が続いて飛び出せない。しばらく巣立ちビナと一緒
にいた親鳥が巣塔下に飛んで励ます。農作業の人が通過して親鳥が飛び、結局
その後も巣立ちはお預け。お兄さん(お姉さんかも)が心配して巣塔に戻った
ところで事態の進展がなく観察終了。
※伊豆巣塔の2羽目は7月20日に巣立った

【撮影データ】 18/Jul/11 豊岡市 D90+VR300F2.8,SIGMA10mmFE,SP90MACRO