午前中まで降った雨は午後には上がり、晴れ間が出た。レンカクとか、とんで もないヤツが紛れ込まないかと田んぼを回るが、いるのは相変わらずコウノト リとサギばかりである。 今回はアマサギを中心に。亜麻色の飾り羽をつけている間、アマサギは他のシ ラサギには無い魅力を持っている。チュウサギとアマサギ。最近はめっきり数 を減らしたコサギとのツーショット。越夏組のカルガモが、ときどきサギに混 じってくる。 河口のアオサギのコロニーの最後のチェックに行ってきた。すっかりヨシが繁 茂した湿地、先だっての台風くずれの大水の影響もなかった様子だ。春先から チェックしてきたアオサギの巣はヨシにすっかり埋もれており、2羽のアオサ ギがその中にいるのが見えた。 少年が二人、長い網を振りながら土手を歩いてゆく。水鳥は地上の細長いもの にひどく警戒する。このときも、少年の網に反応してアオサギが一斉に飛び上 がった。巣にいた幼鳥も飛んだ。これで、ヒナがすでに巣立ちしていることが 分かった。幼鳥は長くは飛ばずすぐに巣に戻ってきた。4月初めの孵化から2 ヶ月、新米アオサギが巣立った。 【撮影データ】 11/Jun/11 豊岡市 D90+VR300F2.8 |