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ダイサギとチュウサギ


ダイサギとチュウサギ (コウノトリ目サギ科)
シギ・チドリの春の渡りが終わり、田植えの終わった田んぼにはサギとコウノ
トリが目に入るくらいだ。コウノトリが普通に見られるのは豊岡盆地ならでは。

チュウサギが群れでオタマを漁っていた。この時期のチュウサギはくちばしが
黒いので分かりやすい。このチュウサギは黒に到っていない。これから黒くな
るのか、繁殖を終えて早くも冬羽への換羽が始まっているのか、はたまた昨年
産まれの第1回繁殖羽だから黒くならないのか、専門的なことはよく分からな
い。

チュウサギに混じってダイサギが1羽いた。正確には亜種チュウダイサギ。
目先の緑の婚姻色は薄れてきている。ダイサギとチュウサギがうまく並んだと
ころを狙って撮ったのがトップ写真。なかなかこうは並んでくれない。

トップ写真の頭の部分を切り出せば、ダイサギとチュウサギの違いがよく分か
る。この時期はくちばしの色の違いが明らか。夏以降はどちらも同じ色になる
が、口角の切れ具合の違いを知っていれば識別は容易である。

ダイサギ :口角は目の後ろまで伸びる
チュウサギ:口角は目の位置を越えない

【撮影データ】 04/Jun/11 六方田んぼ D90+VR300F2.8