近年GW期間中が最盛期の田植えは、今期は少し時期が遅くなった。夏の気候 予測とかにあわせてあるのだろうか。夕方、農道経由で帰宅途中、田植えの終 わった田んぼで何羽かのコウノトリと遭遇した。 田植え直後の田んぼはコウノトリの観察に最適である。餌が豊富に湧くのでコ ウノトリが田んぼに寄り付き、苗が小さいので姿もよく見える。見た目がいか にも子どもっぽいこのコウノトリは、昨年百合地巣塔から巣立ったJ0025だ。 巣立った3羽のうち2羽がすぐに死んでしまって、この1羽だけが残った。 もう1カット。 広域農道を挟んだ反対側の田んぼでは、2羽のコウノトリが行動を共にしてい た、(トップ写真) 足環の色から、伊豆巣塔の繁殖ペアのオスJ0381と、連 れ添っているのはメスのJ0382。このメスは「元カノ」で、今でもJ0391のこと が忘れられずに付いてまわっている。巣塔では連れ合いがヒナの面倒を見てい るはずで、お父さんは懸命に餌集めである。正妻の目の届かないところで、 「元カレ」との密やかなデートといったところか。 水田の隣は麦畑。セッカの声が聞こえていた。 【撮影データ】 25/May/11 六方田んぼ D90+VR300F2.8 |