山中の沢沿いのポイント。昨シーズン、ミソサザイの巣立ちを観察した沢の少 し上流にあたる場所で待機。小さな落ち込みの横のオーバーハングの下に、苔 でこしらえたお椀状の巣を認めた。ミソサザイが頻繁に出入りし、巣作りの最 中であることが分った。 運ばれる巣材は殆どが苔であるが、ときどき長い枝を持ち込んで巣の構造を整 えてゆく。巣穴の中での作業が中心だが、外周の整備も怠りない。抱卵期間は 2週間ほどだから、来月の中旬過ぎにはヒナが巣立つことだろう。 巣材集めに時々近くに寄ってくるときがシャッターチャンス。 前から、後ろから。ピンと立てた尾羽がミソサザイの特徴である。 苔を集めると、巣に向かって飛んで行った。 【撮影データ】 30/Apr/11 豊岡市 D90+VR300F2.8 |