平日の昼休み、仲間から携帯が鳴る。六方田んぼでコシャクシギを確認したと のことだった。昨年の初飛来が記憶に新しい。 帰宅途中、確認されたエリアを巡回すると、それらしきシャクシギが農道の路 肩から飛び出した。刷り込みもあって、コシャクシギと思いながらシャッター を切ったのだが、後で写真整理するとこれはチュウシャクシギだった。 夕焼けに染まったチュウシャクシギは、農道をトコトコと歩きながら路肩で虫 を採っていた。ゆっくり車を進めると田んぼに下りて採餌を続ける。後ろから。 帰宅を急ぐ人や車が時々行き交うと、チュウシャクシギは「ホィピピピ」と鳴 いて大きく飛び、堤防を越えて円山川に消えて行った。 今回の個体、チュウシャクにしては小型で、遠目のちょっと見にはコシャクシ ギと見間違う可能性があった。コシャクでなかったのは残念だが、この時期、 チュウシャクを見送るのも恒例となった。 【撮影データ】 20/Apr/11 D90+VR300F2.8x1.4 |