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春の渡り本格化


シマアジ (カモ目カモ科/Garganey)
4月第3週末は再び寒気が流れ込み、曇天のフィールドは薄ら寒い。繁殖羽の
亜種チュウダイサギが増えてきた。冬越しの亜種オオダイサギも残っているが、
ダイサギの入れ替わりが起こっている。

朝の谷に入ってみるが、残雪が路肩に残っており、まだミソサザイの囀りさえ
まともに聞こえない。河口のヘラサギは渡去したようで確認できなかった。

六方田んぼ百合地の湛水田は水鳥で賑わっている。コガモが支配的で、カルガ
モ、マガモ、ヒドリガモ、オナガガモなどが目につく。オカヨシガモの姿もあっ
た。畦で休むこの変なマガモはカルガモとの交雑種だろう。

シマアジ♂が1羽入っていた。コガモの移動群に混じって動いているだろうが、
このときは単独行動をしていた。飛んだところコガモ♀との比較タカブシギを初認。今回は2羽。泥の中の虫を盛んに食べていた。
ムナグロもこの日初認。10羽ほどいただろう。湛水田や乾田をよく動くタシギが多い。畦際で群れで餌を採っている。この写真には、ムナグロ、タシ
ギ、コガモ、手前でボケているタカブシギの4種が入っている。

水の少ない田んぼにはコチドリがたくさんいる。ビュル・ビュルと鳴き交わし
ながら繁殖の準備が進んでいる。ケリの金切り声も時々聞こえてくる。

陸鳥ではツグミとカシラダカの移動群が目立つ。ノビタキもようやく盆地内で
見られるようになった。

【撮影データ】 16/Apr/11 D90+VR300F2.8x1.4