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いよいよ春モードへ


ノビタキ (スズメ目ツグミ科/Stonechat)
遅れていた春がいっぺんにやってきたような、そんな日曜日だった。車の冬タ
イヤを脱ぎ替え、雲ひとつない青空の下をドライブ。採りごろのコゴミ*を河原
で摘む。ノビタキの姿が1週間前に比べて増えたが、今春のノビタキの移動は
遅れている。帰り道に立ち寄ったポイントでは、シュンラン*の開花も確認。
※この日のレポートは先行でBlogに掲載済み>春のスイッチON!

午後の後半は鳥見に出る。再び河口エリアへ。円山川水系へのノビタキの飛来
は特別遅いような気がする。川沿いで1羽も見つけることが出来なかった。
車を止めてまったりしていると、ミサゴが大きなボラを下げて山に帰って行っ
た。ブッシュから「フィッ・フィッ」の声。ベニマシコ♀をチラっと見かけた。
山からはようやくウグイスの囀りが聞こえだした。

気になるアオサギの営巣。昨日1羽のヒナを確認した巣では親鳥の吐き戻しが
見られ、親鳥の足元に2羽のヒナを確認した。隣の巣では相変わらず繁殖行動
が続いている。

日没時刻、仲間と二人で戸島湿地の観察小屋に入る。距離は80mほどあった
だろうか、ヘラサギはかなり遠い。それでもヨシのブッシュが無い分、行動の
様子がよく見える。ヘラサギのポートレート何かに驚いて一瞬羽ばたく湿地の浅瀬を歩きながら、くちばちを水中に入れたまま左右にスイングして餌
を探す。触覚に頼るこの採餌方法はコウノトリと同じである。サギのような目
視による漁ではないので効率が悪い。ようやく貝のようなものを捕まえた。
コウノトリがやるように、くちばしの先端に掴んだ獲物を空中に放り投げてか
ら喉の奥に入れた。

ヘラサギとダイサギの2ショット。並ぶとヘラサギの方がかなりズングリとし
ているのがわかる。サギの名を貰いながら、ヘラサギがトキ科の鳥であること
を意識できる。コウノトリ、ダイサギ、ヘラサギの3ショット。アオサギとコ
ウノトリの入ったカット。結局、近くに寄ってくれないまま観察を終了した。

【撮影データ】 10/Apr/11 D90+VR300F2.8x1.4,*SIGMA10mmFEx1.4