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ダイシャクシギに遭う


ダイシャクシギ (チドリ目シギ科/Curlew)
海に出たときには雨も上がった。少しうねりがあって、少数のサーファーが遊
んでいる。遠くの波打ち際にシギの群れが動くのが見える。双眼鏡を当てると
長いくちばしが見えた。ゆっくり歩いてアプローチする。

飛ぶまではホウロクシギだと思っていたが、ダイシャクシギの群れだった。
オバシギが混じっていた。同じ越冬地からの北帰行グループだろう。十分に近
づけないまま飛ばれてしまったのが残念。ダイシャクシギとオバシギ混群

ダイシャクシギの観察は今回が初めてである。遠目にはホウロクシギとの区別
がつきにくいが、色目がダイシャクシギの方が薄い。ホウロクシギは黒っぽい
イメージがある。決定的な識別ポイントはダイシャクシギの白い腰である。
ホウロクシギの腰に白い部分はない。今回も飛んだことでダイシャクシギであ
ることが判った。ダイシャクシギは7羽いた。一旦沖に出たあと、東に向かっ
て小さくなって行った。

ダイシャクシギを追って浜を東に歩く。雨上がりの砂浜は足を取られて歩きに
くい。岩場からシギの群れが飛んだ。写真判定でシロチドリ、ミユビシギ、ハ
マシギの混群であることが判る。波間を低く飛んで東に飛んで行った。沖合い
ではカモメが海に下りて羽を休めていた。

浜辺にはハマダイコンが咲き、気温が上がるにつれてチョウが飛び始めた。

【撮影データ】 09/Apr/11 京丹後市 D90+VR300F2.8