今冬は雪が深くて山にはまったく近づけなかった。4月になったので山の様子 を見に上がった。道はようやく山上まで除雪されていたが、路肩の積雪はなお 深い。対面する蘇武岳*、山麓のスキー場もまだ雪の中だ。金山峠のコルの間か ら見える氷ノ山東尾根*の春も遠い。雪解けの山ではタムシバが一斉に花を開き だした。 山麓のブッシュでベニマシコ、ジョウビタキなどをチェック。山を下り支流の 土手沿いをゆく。ヤナギの新芽にマヒワ、カシラダカ、ツグミが付いていた。 川の上をツバメが飛び、イワツバメが飛んだ。ノスリがしばらく旋回。 午後からは別の谷に入ってみる。ヤマセミを確認したが、あいかわらず強い警 戒心を解くことがない。沢の雪解けが進みネコヤナギが揺れていた。 前週まで確認できていたヨシ原のサンカノゴイは渡去したようで、見つけるこ とができなかった。最終的にこの場所で2羽のサンカノゴイがいたことが確認 され(3/26撮影)、ひょっとしたら繁殖の可能性も考えられたが叶わなかった。 円山川ではマガモのペアにレンズを向ける。 盆地内の川沿いをチェック。今日はノビタキの姿を見つけることができない。 亜種オオカワラヒワの群れ。ツグミは夏羽でコントラストが強い。 湿地再生工事が再開された出石川では、ノスリが重機のアームに止まっていた。 伊豆巣塔でもコウノトリの営巣が始まっており、30分ほどの観察中に一度マ ウンティングを行った。 【撮影データ】 02/Apr/11 豊岡市 D90+VR300F2.8,*VR18-200 |