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3月最後の週末


アトリ (スズメ目アトリ科/Brambling)
週末は再び寒が戻り、冷たい北風に混じってミゾレが落ちた。伊豆の田んぼで
アトリの100羽ほどの群れに遭遇した。田んぼに下りて餌を啄ばんだあと、
一斉に飛んで離れて行った。背景の東床尾山の雪はまだ深い。

日曜日は打って変わって好天となった。太陽に誘われて海岸を歩く。ウミウを
見ただけで、渡り鳥と出会うことはなかった。

円山川河口、アオサギの営巣が続いている。交尾中のオスがメスの首を挟む行
動を目にしたが、メスへの刺激の目的なのだろうか。それともオスの姿勢を安
定させるための支持だろうか。交尾が終了するまで首を挟んだままだった。
隣の巣では抱卵中のアオサギが転卵を行い、緑色の卵が見え隠れした。

本流の河岸寄りにはヒドリガモが集まっている。湿地にはマガモ、カルガモ、
オカヨシガモ、ハシビロガモなどが見られるが、盛んにディスプレイを行う様
子も観察できる。また夏羽のカンムリカイツブリに混じって、換羽中の個体も
見られる。そんな様子を観察していたら、ツバメがジュリジュリと鳴きながら
上流へ飛んで行った。今年の初ツバメは例年よりかなり遅い。

夕方の六方田んぼにはコハクチョウが9羽*残っている。5羽をアップで。
3月21日には23羽いたコハクチョウ、23日夕刻には9羽になっていた。
14羽のグループが先行して六方田んぼを旅立ったようだ。

※残った9羽のコハクチョウは3月31日に渡去を確認

【撮影データ】 26-27/Mar/11 豊岡市・京丹後市 D90+VR300F2.8,*VR18-200