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雪明けの円山川


アオサギ (コウノトリ目サギ科/Grey Heron)
田んぼの雪が融け、円山川河川敷の雪も融け、鳥たちが戻ってきている。
河口から盆地内まで、円山川を遡って様子を見て回った。

河口のヨシ原ではアオサギの巣作りが始まっていた。(トップ写真) 盆地内
で見るアオサギは、河畔のケヤキ林などにシラサギと共同コロニーで営巣する
のが通常で、このように地上に巣を作るのは意外に思った。

湿地にはハシビロガモとオオバンが目を引く。本流にはカンムリカイツブリが
集まっており、夏羽の出てきた個体も見かける。渋いオカヨシガモにも久しぶ
りにレンズを向けてみる。サンカノゴイは遠くからの飛翔写真を撮ったのみ。
もう1カット。

右岸を遡る。ヨシ原は大雪でペシャンコに倒れており、雪の無くなった川風景
はいつもと違って見える。いつもは見通せない川岸までストンと見えるのだ。
妙見山を背景にカワラヒワがヤナギに止まっている。

河川敷におりると、カシラダカがヨシに止まった。「チュイーン」の声がした
のでしばらく待ってみると、オオジュリン♀が根元から伝い上がってきた。
同個体の背面の様子。

メスの声に引かれて、ほどなくオオジュリン♂が飛んできた。夏羽へ移行中だ。
ヨシを割って中のカイガラムシを食べている。

陽炎の立つ牧草地に下りていたのはコチョウゲンボウ♀だった。ツグミだろう
か、獲物を捕食中のところだった。車の移動で少し飛んだところ捕食場面。
小鳥が戻るとそれを狙う猛禽も戻ってくるが、冬鳥観察も残り1ヶ月ほど。
あちこちでヒバリが囀り、春の近いことを教えている。

【撮影データ】 26-27/Feb/11 円山川 D90+VR300F2.8