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コハクチョウ22羽に


コハクチョウ (カモ目カモ科/Bewick's Swan)
2月19日(土)は二十四節気の雨水。雪が雨に変わる季節だ。この週末は久
しぶりに穏やかな陽射しで、平地に残っていた雪もいっぺんに融け出した。
閉ざされていた田んぼ道も、ようやく侵入できるようになった。

それでも、六方田んぼは依然として雪に覆われており、湛水田にカモは戻って
きたがコハクチョウの餌場としてはまだ機能していない。南の国府平野で採餌
を続けるコハクチョウの数が、先週末の14羽から22羽に増えたとの情報を
得たので確認してきた。

コハクチョウは草が生えてきたジル田にいた。この田んぼは、まわりの田んぼ
に比べて明らかに緑色で、いかにもコハクチョウが好みそうな餌場である。
そろっと車を下りて身を低くしてレンズを向ける。短い警戒があったが、すぐ
に解いて餌採りに没頭する。(トップ写真) コハクチョウ全22羽を入れて
記録しておく。コハクチョウの北帰行が始まっており、これからしばらく数の
増減を繰り返しながら豊岡盆地から姿を消すことになる。

八代川ではノスリがピーピーとよく鳴き、カワラヒワとカシラダカ*の群れが
芽の膨らんだヤナギに集まっていた。六方田んぼの水路沿いではヌートリア*、
六方川のネコヤナギ*も芽吹きだした。

【撮影データ】 20/Feb/11 豊岡盆地 D90+VR18-200,*VR300F2.8