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コハクチョウ再会


コハクチョウ (カモ目カモ科/Bewick's Swan)
2月の3連休は再び雪が断続的に降ったが、大した量にはならずに終わった。
今回は都会でも雪が降り、いつもの通り、交通が混乱した模様をニュースが報
じた。先週、16羽の群れで飛ぶのを見たコハクチョウ、目撃情報のとおり、
国府平野で再会することができた。

国府平野のコハクチョウは全部で14羽だった。六方田んぼ周辺は未だに雪で
覆われたままだが、少し南の国府平野は積雪量も少なめで融けるのも早い。
コハクチョウは露出した田んぼで餌を食べ続けている。灰色の幼鳥が1羽混じっ
ている。先ごろ開通したバイパス道を背景に、しばらくこのエリアに落ち着く
様子だ。

八代川沿いにはノスリ。餌を求めて移動していたノスリも、雪が融けて豊岡盆
地に戻ってきたようだ。道路際の水路ではタシギ。

連休中日、久美浜湾は大きく波立って、カモは岸寄りに退避していた。外海の
大時化の波音を聞きながら、ブッシュに逃げ込むホオアカにシャッターを切る。

ほかに遊び相手もいないので、再び国府平野のコハクチョウに遊んでもらう。
不用意な動きで一度飛ばしてしまった。国府駅の上空で旋回して戻ってくる。
ズームレンズに換えてワイドで寄ってみる。一列になって飛ぶ気配が見えたの
でゆっくり離れると、再び安心して餌採りに没頭しはじめた。

【撮影データ】 11-12/Feb/11 豊岡市/久美浜湾 D90+VR300F2.8,VR18-200