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再びの雪3


タゲリ (チドリ目チドリ科/Lapwing)
円山川堤外にはノスリ。水面にはカンムリカイツブリが寛いでいる。
カワウが魚を飲み込むところだったが、魚種は分からずじまい。
雪河原を走り回るチョウセンイタチアップで。

コミミズクは河原のブッシュで寝ていた。別の1羽が活動中で、珍しく近い距
離からポートレートを撮らせてくれた。やがて飛んで河川敷をパロトール。
ほどなく雪で折れたヤナギに止まった。止まり心地があまりよくないらしく、
幾度かバランスを崩した。

一休みした後、飛び出して行った。円山川を飛ぶこのカットは、お気に入りの
1枚に加わった。アップストロークダウンストローク。
餌のネズミを捕まえると、たちまちトビにたかられてしまった。

コハクチョウは相変わらず小坂の田んぼで過ごしている。コハクチョウが採餌
している隣のジル田ではタゲリが2羽で争っていた。畦でもキックの応酬。
バトルジャンプの繰り返しで正面飛び出しシーンもたまたまうまく撮れた。
争いが解けてからも、興奮冷めやらぬタゲリが悪態をついていた。

同じ田んぼにいたセグロセキレイに久しぶりにレンズを向ける。あまりに普通
種だから意識しないが、改めて眺めてみるとモノトーンがシックでスマートな
鳥だ。2羽いたうちの1羽が水浴をした。もう1羽は泥の中から餌を捕まえた。

田んぼ1枚移動して、コハクチョウの採餌現場を50m先に見る。やはり逃げ
る水面のない場所ではすぐに警戒されてしまう。こちらに向かって滑走してき
て、目の前で離陸して飛んだ。

湛水田にアオサギ1羽。その近くの別の湛水田で6羽のコハクチョウ*が採餌中。
やはり水があると落ち着くのか、ここでは餌への執着を続けていた。

六方川ではマガモが光を受けて美しかったが、写真に撮ると見た目ほど綺麗に
表現できない難しい被写体の一つである。雪原をバックに飛んだ。

【撮影データ】 11/Jan/11 D90+VR300F2.8,*VR18-200