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くちばしの黒い白鳥


亜種アメリカコハクチョウ (カモ目カモ科/Whistling Swan )
山麓の生活道路、除雪された路肩に土が顔を出している場所には、餌を求めて
野鳥たちが寄ってくる。アオジにレンズを向ける。ツグミ、シロハラ、トラツ
グミなどのツグミ科の鳥が目立つ。

帰省中の息子と連れ立って、午後の六方田んぼを回る。いつもの場所で見つけ
たコハクチョウ*。6羽だったのが2羽増えて8羽の群れになった。

「くちばしの黒いのがいる」と、双眼鏡を覗いていた息子が言うのに反応した。
なるほど、6羽の群れと少し距離を置いて2羽のコハクチョウが休憩モードに
入っている。普通のコハクチョウとくちばしの黒い1羽のペア。

ようやく立ち上がったところでアメリカコハクチョウと確定しておく。コハク
チョウの亜種として分類されるが、固有種とする意見もあるらしい。このペア
がファミリーとすれば交雑種なのだろうが、見た目だけではまったく判断不能。

図鑑によれば、コハクチョウに比べアメリカコハクチョウの方が少し大きいと
記述されるが今回の2羽を並べてみると、アメリカコハクチョウの方が少し小
ぶり。羽根の色はアメリカの方がより白く見えた。あくびをしたところ。

6羽のコハクチョウが先に飛んだのを契機に2羽が飛んで、200mほど離れ
た別の田んぼにすぐ下りて一緒に採餌を開始した。

夕刻、この2羽が円山川越えて西に飛ぶのを見送った。しばらく当地で滞在し
てくれると嬉しいのだが。

【撮影データ】 04/Jan/11 六方田んぼ D90+VR300F2.8,*VR18-200