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雨が雪を解かす


ツクシガモ (カモ目カモ科/Common Shelduck)
雨で雪が一気に解け、主要な農道は除雪も行われて田んぼを回ることができた。
南エリアでツクシガモが1羽ポツンといた。年末の3羽のグループの片割れな
のか、別の飛来個体なのか分からない。警戒が強く、すぐ飛んでしまう。

出石川ではカワアイサ♀が上流に飛び去ってゆく。そのまま上流に向かえば、
雌雄ペアもみつけた。木の根元の雪のない場所にはキジやジョウビタキが餌を
探していた。サクラの木にキジが4羽のぼって花芽を啄ばんでいた。ウソのよ
うなキジである。

雪河原ではチョウセンイタチの姿が目立つ。隠れ穴から顔を出して様子を伺い、
飛び出して川べりをホッピングして消えて行った。ジョウビタキ♀が近くに寄っ
てきたのでシャッターを切る。コミミズクが雪の上でじっとしている。

日が暮れかかるとコミミズクの活動が始まる。トビにモビングされて高く飛ん
だコミミズクの足にはネズミが捕らえられていた。日が落ちてトビやカラスが
眠りにつくまで、コミミズクの狩りは歩が悪い。この日の夕刻、トラフズクも
ねぐらから出て活動を始めようとしていた。

【撮影データ】 02/Jan/11 D90+VR300F2.8