日曜日の朝は凍てた。農道で休んでいた6羽のコハクチョウ、私の車の接近で 薄氷の張った湛水田に退避*してゆく。さすがに氷で動きが思うに任せず、遠く まで離れて行かないコハクチョウ*をワイドで撮った後、早々に現場を離れる。 堤防下の木に目をやる。おっと、根元で寝ているトラフズクを見つけた。2004 年冬、2008年冬についで今回は3年ぶり、3度目の出会いとなる。3〜4年に 1度のペースで確認している勘定になるが、居てもなかなか見つけることが出 来ないので、見逃している可能性が十分ある。 接近すると橙色の目を大きく開けた。慎重に寄ったつもりが飛ばれてしまった。 飛ぶとすかさずカラスがモビングに入る。見慣れぬ白い鳥は常にカラスの攻撃 の的になる。カラスに追われたまま、姿を見失ってそれっきりだった。 寅年の最後を飾る、思いがけないトラフズクとの遭遇は嬉しかった。 田んぼではタゲリの小群を観察。北の河川敷ではノスリとミサゴが1フレーム に入る。少し北に向かうだけで雪の量が多い。夕方の田んぼではモズ♂がまっ たりして逃げなかったので図鑑写真を残す。 【撮影データ】 26/Dec/10 D90+VR300F2.8x1.4,*VR18-200 |