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コミミズク飛ぶ


コミミズク (フクロウ目フクロウ科/Short-eared Owl)
六方田んぼのコハクチョウは3羽増えて7羽になったと情報があった。この日、
六方エリアでは群れは見つからず。少し南で見つけたコハクチョウの群れはさ
らに3羽増えて10羽になっていた。

午後遅くになるにつれて天気は不安定に向かい、晴れたり降ったり、風も次第
に強まって行った。円山川をハイイロチュウヒ♀がパトロール飛行してゆく。

夕方近くになってコミミズクが現れた。獲物を見つけると一直線に飛び出して
ブッシュに突っ込んだが、このときの狩りは失敗に終わった。顔が白いのがこ
の個体の特徴である。

別個体が地上から舞い上がった。ネズミを掴んでいる。ネズミを下げて飛ぶコ
ミミズクにカラスとトビが横取りしようとしつこく絡む。僅かな晴れ間に一瞬
広がった夕映えの中でバトルが続く。カラス(下)とトビ(上)に絡まれる。

後で写真をチェックすると、しつこいモビングにたまりかねたコミミズクが、
空中で餌のネズミを落下させたシーンが残っていた。たまたまそのとき下に人
がいたら、空からネズミが降ってきたと驚くに違いない。オタマジャクシが空
から降ってきた事情も、これと似たようなケースなんだろうと思いなおした。

【撮影データ】 23/Dec/10 D90+VR300F2.8