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小春日和の師走


マヒワ (スズメ目アトリ科/Siskin)
前日から一転して、日曜日は朝からよく晴れて気持ちのよい小春日和となった。
山は鳥の声も静まってシャッターを切ることもない。そろそろ冬眠に入ったツ
キノワグマの熊棚に注目しながら下山する。見晴らしポイントから見る中腹に
も熊棚がひとつ見えた。

大きな崩落法面を見上げると、高い木の上に熊棚。車を下りて作業道を歩いて
少し入った林にも熊棚を見つけた。熊がいるのが当たり前に思っているから気
が向かないが、改めて森を眺めてみるとあちこちに熊の活動の痕跡が見つかる
ものだ。

六方川のマヒワに時間を費やしてみる。マヒワが食べているのはヨモギの実。
群れの数は100羽は下らない。何かに驚くと一斉に地上から飛び立ち、しば
らくヤナギの木で待機する。安心すると再び群れで下りてきて、河原の草にた
かる。やがて猛禽が近づくと大きく飛んで姿が見えなくなった。

気温が上がった午後は自宅で水仕事。窓の汚れや階段の水垢を落として新年を
迎える準備。午後の後半は六方田んぼへ。猛禽狙いの沢山のカメラマンが集結
しているのを避けながら巡回。

逆光のヒシクイを見つけたが、止まってレンズを向けた途端飛んでしまった。

【撮影データ】 19/Dec/10 豊岡市 D90+VR300F2.8