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晩秋の青い鳥


ルリビタキ (スズメ目ツグミ科/Red-flanked Bluetail)
霧の盆地を抜けて山を目指す。中腹でミヤマホオジロの群れと遭遇。観察中に
双眼鏡に入ったのがルリビタキのオスだった。青が美しい個体だったがすぐに
見失ってしまった。

稜線まで出ると、下界は広い範囲で雲海*の下に沈んでいた。林道をゆっくり走
る。山は葉を落としてモノトーンに姿を変えようとしている。目の前に鹿*がい
た。しばらく対峙していたが山に逃げて*行った。3頭いたが母子連れのようだ。
鹿のいた場所を確かめる。樹皮**を剥いで食べていたのだった。

今年の巡礼の山歩きで残っていた蘇武岳**を、林道から超ショートカットで歩
いて山頂に立つ。豊岡盆地はなお霧が晴れ切っていなかった。

ウルシspの実にアオゲラが付いていた。逆光でうまく狙えないまま逃げて行っ
た。しばらく待っていると、一旦散ったルリビタキが戻ってきた。雌雄あわせ
て3羽が寄っていた。ここで見たオスは青がもう一つだった。笹藪に隠れた
この個体は若♂。

氷ノ山を望むと、山頂付近に薄っすら雪が被っていた。

【撮影データ】 20/Nov/10  D90+VR300F2.8,*VR18-200,**SIGMA10mmFE