午後から海に出る。田んぼにはタゲリが入っていた。湾内はカモの数が増えて いるものの、目ぼしいものはいない。ミサゴが3羽一緒いたのは親子だっただ ろうか。 午後になって気温が上がり、薄日も差す小春日和となった。連続的に風が吹き 付ける外海に向かって立っていても寒くは感じない。ウミネコ1Wが飛ぶ。 遠くを西に行くのはセグロカモメだろう。 砂浜の上をズグロカモメが低空で飛来し、目の前で急降下してカニを捕まえた。 その見事な飛行に感心しながら、西に遠ざかる白い姿を追った。東にハマシギ の群れが見えたので歩いて寄ってみる。距離を詰められずにハマシギが飛んだ。 バックにはサーファーの群れ。 砂浜で休むカモメはズグロカモメだった。先ほどと同個体かは分からないが、 どうやら2羽のズグロカモメが、この周辺で行動中の様子。そろりと近寄って 図鑑写真。第1回冬羽の幼鳥である。 限界を超えると飛び立つ。西風に向かって近くをゆっくり飛んだので、飛びも のもしっかり押さえることができた。アップストローク、ダウンストローク。 沖のウィンドサーフィンを背景に飛ぶズグロカモメ。 突然黒い影が視界に割って入った。ハヤブサだ。ズグロカモメに狙いを定めて 追い回したが、ズグロカモメの飛翔能力も大したものだ。難なく逃げ切ること が出来た。目の前をハヤブサが通過してゆく。手持ちで追いかけながらシャッ ターを切る。このアングルのハヤブサはなかなか撮れない。オス亜成鳥ようだ。 精悍なマスクで凄味をきかせて飛ぶ。ハマシギが一斉に散るが、それには目も くれずにハヤブサはそのまま高速で西の空に消えて行った。 【撮影データ】 14/Nov/10 京丹後市 D90+VR300F2.8 |