深い霧の盆地を抜け、快晴の山に上がる。ウソの声があちこちから聞こえてく る。地上のブッシュにはベニマシコ、ミヤマホオジロ。ヤドリギの着生した木 にレンジャクが来ていたがすぐに飛び去った。 午後から別の山域をチェック。やはりハギマシコが来ていた。林道の落ち葉を 返して虫を探していた。このときは単独だったが、仲間がいるに違いない。 道をホッピングしながら移動し、やがて飛んで見失った。 やはり今年は2006年以来のフィンチのアタリ年だ。すでにアトリ、マヒワ、 ベニヒワ、ウソ、ベニマシコ、ハギマシコと確認が続いている。冷え込みが強 くなればオオマシコ、イスカがやってくるだろう。 夕方、冬季湛水が始まったエリアを巡回。田んぼに水が入ればコハクチョウが 降りてくるのも時間の問題だ。先週のマガン、オオヒシクイのグループは移動 していった様子。入れ替わりに単独の亜種ヒシクイが入っていた。降りてきた ばかりなのか、仲間とはぐれて心細いのかしきりに首を伸ばして落ち着かない 様子。 飛んで上空をしばらく旋回。頭上をかすめて飛んだあと、再び同じ湛水田に降 りたのを確認して現場を後にした。仲間によって翌日午後にも同場所で居留が 確認されている。 【撮影データ】 06/Nov/10 豊岡市 D90+VR300F2.8x1.4 |