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小さい秋見っけ2


コクマルガラス (スズメ目カラス科/Jackdaw)
ノビタキは巡回するフィールドごとに何度も見かける。冷たい北風に吹かれて
頭の羽根が逆立っている。

日曜日の夕方、六方田んぼでミヤマガラスの群れを確認した。この日も仲間が
群れを捕捉していて、暗色型のコクマルガラスが1羽紛れ込んでいると教えて
くれた。電線に止まるミヤマガラスの群れの中、ポツンと1羽離れて止まって
いる小さいのがコクマルガラスである。

電線から田んぼに下りたコクマルガラス暗色型、光の当たり具合で黒の濃淡模
様が見える。あくびをしたところ。ミヤマガラスの群れの中にいるが、いつも
ミヤマガラスにはいじめられている。飛んだところ。トップ写真はミヤマガラ
スに追いかけられているシーン。今後、淡色型の登場が楽しみだ。

夕方の田んぼ道、電線にはおびただしい数のアトリが止まっていた。前回、こ
の時期に平地で大量のアトリを観察したのが2006年秋だ。これはクマの里への
出没と見事にリンクするから面白い。

アトリの群飛は見ごたえがある。黒い雲のような塊りが田んぼの上や民家の上
を飛び回っては、ざぁーっと一斉に田んぼに下りる。見飽きない光景である。

【撮影データ】 03/Nov/10 D90+VR300F2.8x1.4