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ノビタキ飛来


ノビタキ (スズメ目ツグミ科/Stonechat)
彼岸を過ぎて一気に秋らしくなった。週末の土曜日は朝から冷たい雨が降って
気分的には11月という感じ。暑さに慣らされた体には、平年並みの気温でも
えらく寒く感じる。

海は大時化。真冬のような大波が押し寄せる。強風にあおられて浜に飛び出て
きたハヤブサ。フォーカスが合わずにモタモタしているうちに遠くに行ってし
まった。なんとか撮った小さな姿を拡大してみれば、なんとチゴハヤブサだっ
た。珍しい旅鳥。

自宅近くの田んぼで、ようやく秋のノビタキを初認した。このときは2羽で行
動中。刈田におりてしきりにバッタを採っていた。

2日前にチュウヒを確認した六方田んぼ。雨の中でチュウヒと再会した。警戒
心が強く、50mほどの距離からレンズを向けただけで飛んでしまう。堤外に
出たところで堤防の上から観察。ヨシ原の上を不規則に飛び、水面ギリギリを
低空飛行。よく見ると足には獲物がつかまれていた。対岸の杭の上でしばらく
休憩し、再び河川敷の上をパトロール飛行。その後再び六方田んぼに入って行
き姿を見失った。

若ハヤブサが高速で飛び回って、カワラヒワの群れを散らしていた。
チュウサギは大きなトノサマガエルを捕まえ、弱らせてから丸飲みした。

まるでウラニシのような、降ったりやんだりの肌寒い1日であった。
翌朝も同じエリアでノビタキ2羽を確認したのを皮切りに、あちこちでノビタ
キの姿があった。

【撮影データ】 25-26/Sep/10 D90+VR300F2.8x1.4