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チュウシャクと遊ぶ


チュウシャクシギ (チドリ目シギ科/Whimbrel)
いつもの海。ミユビシギが1羽いたのでレンズを向ける。と、私の真横をスタ
スタと通り抜ける鳥がいた。オバシギだ。大概のオバさんは愛想よしである。
波打ち際で餌を漁る図鑑写真ミユビシギとの2ショット。

レンズを魚眼に換えてミユビシギとオバシギに迫ってみる。結果がコレ*。
さすがに魚眼で大きく写るだけの超接近は許してくれなかった。
トウテイランが目に付いたが、どうも今年は咲き方がおかしい。暑すぎる夏の
せいで、開花のタイミングが狂っているようだ。

チュウシャクシギを見つけた。不用意に接近するとすぐに飛ばれてしまうので、
距離を置いて観察を続ける。段丘の際のブッシュに入り込み、しばらくして出
てきたときには大きな芋虫を咥えていた。大きな獲物に少し手こずりながら飲
み込んだあと、短く飛んで海に入った。

ゆっくり動いて距離を縮める。図鑑写真は頭央線もはっきり出て分かりやすい。
海水を啜ったあと水浴びを行った。寄せる波に翼を翻しながら、しばらく水と
戯れる様子を撮った。トップ写真はその中の1カット。うまく撮れた。

水浴びを終えたチュウシャクシギは、ピピピピと鳴いて沖に飛び出た後、東に
向きを変えて再び浜に戻った。トウネンメダイチドリ、シロチドリなどがパ
ラパラといるぐらいで、ほかに目ぼしいシギチはいなかった。

【撮影データ】 18/Sep/10 D90+VR300F2.8x1.4,*SIGMA10mmFE